小樽築港機関区

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2017年2月5日日曜日

磐越東線のD60 1968.3.18

 東北本線奥中山の翌日は、磐越東線を訪問しました。

 当時、主要幹線には夜行の長距離普通列車が必ず走っており、早朝に目的地に到着できること、そして宿泊代が不要になるので、撮影旅行ではよくお世話になりました。

 磐越東線は最高地点が菅谷駅付近にあり、阿武隈山地の分水嶺になっています。
 そこから下り列車は郡山駅へ文字通り下って行くのですが、船引駅と要田駅の間にだけは小さな峠が有ります。

 そこで朝の上り勾配を行く下り列車を撮影すべく、船引駅で下車しました。
 1番列車なので、まだ薄暗い時間の到着です。

 駅を出て要田駅方向へ歩き始めると、構内のはずれで上り貨物列車が来たので撮影。

まだ陽がでていない

 これと交換で下り貨物が来るので歩を速めたのですが、すぐに後ろから迫ってきました。

 この列車は背中合わせの重連なので、なんとか2両が入るようにカメラを構えたのですが、
完全に逆光で、キレのない写真になってしまいました。

太陽は機関車の陰

 次の貨物列車までは時間があるので場所を定め、やって来るのを待ちます。

半逆光で煙がきれい

 この後は客レをサイドから狙ったのですが、順光側はハエたたきが邪魔なので、シルエット風になってしまいました。


 目的達成で、次は上り列車がターゲットになるので、要田駅まで移動します。

 要田駅の前後は船引駅の中間のサミットまで一方的な上り勾配になっていて、20‰もあるので必ず力行してくれます。

 最初に来たのは客車列車ですが、これもD60重連です。

D60重連の客レなど今では信じられない

 近づいたところをもう1枚。


 この辺りは上り勾配のうえ、急曲線の好撮影地です。
 少し登って、見下ろすアングルからねらいます。

 やって来たのは背中合わせ重連の貨物列車で、2本の煙が風に舞っています。




 続いての貨物列車は単機牽引なので、トンネルからの飛び出しを狙います。

車体に白煙が纏わりついている

 下り貨物が来たので、これは軽く流し撮りで。


 もう一度上に登り、本日最後の狙い目を待ちます。

ハエたたきが少々目障り

 眼前を通過して行きましたが、最後尾には逆向き重連の補機が付いています。


 様々な運転形態のD60が堪能できました。

 郡山駅経由で帰途につきますが、ここでも帰りがけの駄賃を。




 今では懐かしい東北本線の列車がやって来ました。

 さらに、磐越東線のD60までが登場です。


 まさに国鉄在来線の華やかなりし時です。

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